宅建士に合格すれば、転職や社内での評価がアップします。
そのためには宅建士に合格したいですよね。
やみくもに勉強しても合格はできません。宅建士は60年の歴史がある『国家資格』だからです。難易度も他の民間資格に比べて、高いです。
合格率は平均で15%と言われています。
では、どうすれば合格に近づくのか?
その勉強法は“過去問題”をやり込むことです。
実際の試験は過去問題から約70%が出題されると言われ、合格するには過去問題対策を効率的に学ぶことが重要です。
【過去問を制する物は試験を制する】
この言葉は、資格の試験によく言われます。
これは「その通りです」とまで言い切れないですが、とても重要です。
なぜかと言いますとまず過去問題をやり込むことで問題形式に慣れることが挙げられます。
そして、宅建士資格を持っている方に共通している勉強法って知っていますか?
それは『過去問集は徹底的に使い回す』こと。
それほど過去問題は大事なのです。
それでは、過去問の勉強法について書いてみますね。
Title
過去問題集への心構え
野球は、練習があって試合が一番楽しい。
スポーツ全般に言える事ですね。
辛い練習があっての試合だから楽しいし、達成感があります。
試合に勝つと嬉しいし、負けると悔しい。
宅建試験=試合、練習試合=過去問題、練習=参考書読破
こんな感じだと思って下さい。
最初は誰でも全然解けない。
『参考書をあんなに読んだから結構すいすい問題も解けるだろう』
『やっと試験ぽく問題が解け、宅建試験を受ける実感が湧くはず』
わくわく。そんな気持ちで過去問題を解きます。
→→→→撃沈です。一問目から。
最初は誰でも全然解けません。
泣きたくなります。
挫折しそうになります。
テキストをあんなに読んだのに。
でも、大丈夫です。
私もそうでした。
3回目には40点以上取れます。
45点以上取れるようにがんばるようにして下さい。
「試合に勝つよう頑張る」です。
試合では実力が100%発揮できないことも多いと思います。
プロのアスリートでもです。
宅建の試験でも45点、過去問題で平均取れたとしても
実際の試験では、80%の点数しか取れないと思って下さい。
過去問題の正答率が低い理由
講義やテキストを2周することをすすめていますが、2周することはできないまま、過去問に取り組むと、過去問の正答率はなかなか上がりません。
やはり、問題を解く前にしっかりと知識を整理しておくことが必要と感じます。
過去問の正答率が低すぎる場合はテキストをもう1周しっかりと知識を整理して読んでみることをおすすめします。
過去問は最低3回解く
そして、3回目には45点以上取れるようにしましょう。
試験では、過去問の8割しか取れないと思って下さい。
他の体験者さんもおっしゃいますが、私もそう思います。
実際、そうでした。
過去問を43点を平均で取っていたら、試験36点です。
私は、平成28年度の受験でしたので、合格点は35点。
自己採点では「36点」でした。そして、過去問3周目の12年間の平均点は「43点」でした。
私は12年分を3周
私は3周、余裕があるなら5周した方がよいでしょう。
- 50問×4択=1年度分 200問
- 200問×12年分=2,400問
- 2,400問×3周=7,200問
こんなに問題を解けば、試験に8割応用も効くはずです。
過去問は、試験問題への応用と試験問題慣れ
参考書を読んでいたいだけでは、いまいちピンとこない内容もあります。
過去問を解いていて納得できたこともあります。
【一番重要】過去問の勉強の仕方
問題、一問一問に正誤の○×をつける。
間違った問題【×】は、
そして、もう一度その単元のテキストや参考書を読んで下さい。【インプット】
そして同じ問題を解いて下さい。【アウトプット】
例えば、民法の詐欺の箇所を間違えたらその意思表示の項目を読む。
参考書によりバラバラだと思いますが、ざっくりその単元をもう一度読んで下さい。
ここも、また時間がかかります。
最初は間違いだらけです。
次の年度の過去問へ進むまでまた何日もかかります。
でも、がんばって進めて下さい。
最初の私の過去問の点数は「16点」でした
一発で合格した私もこれくらいでした・・・。
酷かったです。大分落ち込みました。
他のサイトで、最初の過去問で「25点」だったとかという記載を見て
やばい。。と思いました。
やる気がなくなりそうでした。
でもここは、自分を信じて頑張りました。
間違える問題はやっぱり3度間違える?
理解できていないのでしょうね。
間違った問題、正答率が低い分野は、間違いがほぼなくなるまで繰り返し解くことが必要です。
それにより、結果的に試験1週間前には12年分の過去問を3周し、直前期には過去問の正答率は90パーセント近くになることが理想です。
実際の試験では、過去問に忠実な問題がかなり見られ、過去問を徹底的に解いていたことが合格につながります。
また、最近の民法の問題には、条文問題がありますが、民法の条文を1回ざっと目を通していたことにより、実際の試験の条文問題は正答することができました。
余裕があるなら理解する為に、3回間違えた問題や3回解いて2問間違えた問題はノートなどにまとめてもよいと思います。
苦手分野が見えてくる
過去問題を何度も解いていると、苦手な分野・項目が見えてきます。
私は余裕が無かったので、最終的に何問かのその問題は捨てました。
分からない問題は捨てる勇気を持つのもありですが、多すぎるのは良くないですよ。
苦手な分野を捨てたがためにもう一年受験する人がたくさんいます。
毎年あと一点で落ちる人は、たぶん何百人といます。
そうなってほしくないので基本的な事項はすべての分野押さえておいたほうが良いです。
特に過去問に出た要点などは絶対に暗記してください。
宅建は覚えていれば解ける問題が多いです。
重要な要点はとにかく声に出したり、ノートに書き殴りしたりして暗記してしまうのも手です。
ネットなどでこの分野は配点が少ないから対策しなくても大丈夫みたいなことが書いてありますが、絶対に全ての分野を対策してくださいね。
古すぎる過去問は解かなくていい。
ここ数年は、権利関係の民法が難しくなってきていると言われています。
それがそんなに大きな問題ではないのでビビらなくて大丈夫です。きちんと勉強していれば合格できます。
かなり昔とった人の意見で、「覚えたら誰でもとれるよーとかぬかすおっさんがたまにいる」のですが、無視しちゃってokです。
10年以上前の過去問は、宅建業法の配点が高い上に民法が簡単だったようです。
あの頃と今の宅建はだいぶ違います。実際にここ10年の過去問題集でも今の法律などが変わっていたりして解かなくいい問題は掲載されていなかったりします。
【無料】の過去問題は危険
過去問題集は買わずに無料のインターネットの問題と解答をダウンロードして利用する人がいます。
それで合格できる人もいますが、前述したように、法律の改定があった場合が問題です。
初心者がそれを判断できませんよね。
大幅な時間のロスになると思いますので、出来るだけ最新の問題集を購入し勉強しましょう。
まとめ
宅建士の勉強内容は、知ってると生活に役に立つことも多いですし、
行き詰ったら、クイズとかゲームだと思って楽しみながら頑張りましょう!
年々難しくなっているので、宅建を取るなら早い方がよいですよ。