宅建士の計算問題、どうしてますか?
『宅建試験に数字がでるの?』
と思われている方もいるかもしれません。
今回は、宅建士の計算問題についてのお話です。
あっ、試験では電卓は使用できないです!
Title
数字・計算・数学が苦手な人
私は、何か資格が欲しいと考えた時に計算問題の少ない宅建士を選んだのも一つの理由でした。
そもそも数学が苦手でした。嫌いな数学より国語の方が好きでした。
一度、計算ばかりの資格にチャレンジしましたが数学の基礎の基礎もできておらずに苦戦し見事不合格だったんです。
なので、今回は計算問題が少ない国家試験という条件で資格を探したところ、宅建にいきつきました。
数字を見ただけで苦手意識を持つ人もいます。計算は大嫌いな人もいますね。
私のように、数学に苦手意識をもっている方は宅建資格がおすすめです。
試験は計算問題が少ない
計算問題は、毎年数問が出題されます。
先のことは分かりませんが、計算問題の出題数がゼロになることは、なかなかないと思います。
出てくる計算問題は、
- 宅建業法の媒介・代理契約における報酬額の計算
- 建築基準法における容積率・建ぺい率の計算
の2種類だけです。
例年の試験では、建蔽率・容積率は出ても1問で、報酬については「1~2問程度」必ず出題されます。
出てくる数字といえば
- 税法や統計問題で税率や統計上の数字
が出題されています。
計算問題を捨てるのは「もったいない」
数字を見ただけで苦手意識を持ち、「1~2問程度だし捨てようかな」という方もいたります。しかし、これはかなりもったいないです。
下手するとこれが原因で不合格になる可能性もあります。
計算問題、捨ててもいい?
結論でいうと、出題される全ての計算問題に不正解をしても、合格はできます。
数問しか出題されない中で、宅建試験は50問中35点くらいをとれば合格圏内です。
計算問題で得点できなくても合格点に達することは十分に可能だと思います。
ただ、宅建で問われてる計算問題はそれ程難易度の高いものでなく、計算自体は小学校レベルのものです。複雑な計算が出来なければ得点できないわけではないのです。
1点1点が大事
出来れば、捨てずに得点したいところです。
解っている問題でも、本番の試験では、引っ掛けられて点を落とす事が多々あります。
(ほとんどの方はこれで不合格になります)
模試で9割の点数を取れていても本番は8割くらいの点数になります。
1点1点が命取りになります。
また、過去問を仕上げていくうちに最終的に他にも苦手な問題が出てきます。
これを全て捨てるとなると試験では危ないラインです。
対策ができるなら、潰した方がいいですよ。
計算問題は、実務でも役に立つので頑張ってみましょう。
計算問題の勉強法
計算問題は計算方法がわかれば必ず正解できます。
計算問題は、他の問題と異なり、法律特有の微妙な判断が求められることがありません。計算すれば100%正解を導くことができます。
ですから、事前に一度は、過去問を利用して自分で計算して正解を導いておきましょう。
報酬額の計算の攻略は、過去問などの計算問題を繰り返し解くことです。
決まったパターンに数字をあてはめるだけです!
覚えたら忘れない間隔で初見問題を試験日まで継続!
税金額なんかも暗算で出せるくらいに慣れるまで継続する!
統計問題の数字などは、試験当日に暗記すれば点数が取れます。
計算過程はどこに書く?
どうしてもわからない場合
暗記する
数字を直前期に暗記するのも手です。
極論を言えば、宅建試験時間の2時間のうちはじめの10分程度暗記していれば、数字の問題は正解できます。
試験当日に試験会場で暗記する数字をノートにまとめて持って行きましょう。
捨てる
分数計算ができないという方は「捨てましょう」
分数計算を勉強しても、実際に出題されるかどうかわからないです。
その割に、勉強するのに時間がかかる、、だから飛ばした方がいいです!
だれでも苦手分野はあります。
まさに「苦手分野」で、どうしてもダメ。
こんな場合は、得意・不得意を明確にする事と過去の出題数を考慮し、どこで点を取るかを配分しましょう。
その上で計算問題を落としても大丈夫だとなれば「捨て問題」としましょう。
これで試験対策上は問題ないと思います。