宅建業法は、暗記と記憶で点が取れるので、努力がストレートに点数に現れます。
暗記ばかりで宅建業法はつまらないですが、一番最初に着手するべき分野といえます。
また、宅建の数ある試験科目の中で、最も重要科目なので、この点からも、最初に着手すべきです。
勉強自体はオーソドックスに進めれますが、宅建業法は難化してきているので、宅建業法の各規定・規制は、正確に遺漏なく憶える必要があります。
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宅建業法は簡単?
宅建業法は、宅建でも最重要科目です。
なんか大げさに聞こえるかもしれないですが、別に全然難しいことではないので安心して下さいね。
テキストに載っていることをストレートに問う出題が多いので、難易度は基本レベルです。勉強すれば点が取れます。
また、条文数も少ないので、勉強の負担もそれほどではありません。
権利関係なんかに比べたら、全然余裕です。
宅建業法が一番問題数が多く、丸暗記で済む範囲なので確実に押さえること。
「権利関係満点取れ」とか言われたら“無理”って思いますけど、
宅建業法はテキストを読んで、過去問を繰り返して理解を深めていけば、全然取れます。
宅建業法で満点を目指す
宅建試験の全問題数50問のうち、20問は宅建業法ですが、
“20問すべて正解する”
くらいの実力が必要です。
宅建試験の中でも誰もが簡単に得点する分野が宅建業法なので、
ここで得点できない事は、ほぼ不合格を意味します。
しかし、宅建業法で満点はムリだよ!と思うはずです。
いえ、決して無理な話ではありません。
実際に宅建試験に合格する人というのは、宅建業法で得点を稼ぎます。20問中、落としても2~3問、全問正解者も珍しくありません。
逆に宅建業法で4問も5問も落とすようでは、宅建合格が遠のいてしまいます。
ちなみに、宅建業法で20問満点を取っておくと、その他の科目で50%取れば、合格圏内なので、一気に合格圏内です。
さらに、免除科目(5問)も点数取りやすいので、それも全問得点しておくと、すでに25点です。
残りの25問の中で、たった10問取れば合格圏内なんですよ。
宅建業法とは?
宅建業法を一言で表現すれば、「宅地建物取引業の適正な運営と消費者保護を目的とする法律」ということになります。つまり宅建業法とは、不動産業者が不正な取引をしないよう定めることで宅地建物の流通の円滑化を図り、不動産購入者などの利益を保護するための法律、ということです。
宅建業法の過去問分析概要
宅建業法については、正直なところ満点を目指してほしい分野です。それは、取引主任者として必要だからという意味よりもむしろ、宅建合格することを目的とした場合に一番得点しやすいからです。過去問を見ると、ひっかけ問題ばかりです。つまり、ポイントさえ押さえられて、しっかり問題文、選択肢を読めば9割は得点できます。したがって、20問中19問(9割5分)を目標にして学習に励んでください。
過去問を解いてみても、すぐに理解できます。
宅建業法の中では簡単な部分が60%、幾分ややこしいところが20%、
ややこしいところが20%といったところでしょうか。
出題内容
出題は、用語の定義から始まって、事務所の設置、免許、主任者規程、欠格事由、報酬から監督まで、宅建業法からオールラウンドに出題されるので、全単元をマスターして、点数が取れるようにしておきます。宅建業法に「捨て問」はありません。
言うまでもなく、宅建制度の肝中の肝である、『35条』や『37条』の各重要事項の名称と内容、そして、こもごもの『規制』は、絶対に取れるようにしておきます。ま、『これら』が宅建ですので、出題されないことはありません。
宅建業法では、苦手なところを作らず、徹底的にマスターしましょう。苦手は、理由がどうであれ、徹底して潰します。
学習する項目は以下のように20以上にもわたります。その中から20問の出題です。
宅建業 免許と事務所 取引主任者 営業保証金 保証協会
業務上の規制と媒介契約 報酬額の制限 自ら売主の8つの制限 クーリングオフ
自己の所有に属さない物件の売買の制限 手付金唐保全措置 手付の制限
損害賠償予定額等の制限 瑕疵担保責任の特約の責任 割賦販売契約の解除の制限
所有権留保の制限 重要事項説明書 供託所の説明 37条書面 監督処分と罰則
宅建業法の分野は、本当に分かりやすいです。
しかし、テキストを読まなければ、さっぱりわかりません。
テキストを読めば容易に理解できます。
というわけで、宅建業法、満点目指しましょう!
宅建業法の配点
宅建業法からは、例年20問前後の出題があり、試験科目の中で最大のボリューム。
宅建試験の合格点は毎年異なります。
その理由は、受験者の上位15~17%を合格者とするように合格点を決めているからです。
毎年、大体50点満点中33点から35点が合格点です。
宅建試験は7割以上得点していれば合格できます(例年それくらいが合格ラインです)。しかし、宅地建物取引業法(以下、「宅建業法」と略す)で7割程度の正解を狙って学習すると不合格になる可能性が高くなります。というのは、合格者は9割近く得点しているからです。
権利関係はできたが、宅建業法ができなかった、と言う人はそれほど多くはいないかと思います。
得点源とする必要性
宅建業法は、宅建試験で最大の出題数であるため、メインの試験科目となります。
しかも、「得点しやすい」ので、合格するほとんどの受験生は、「宅建業法」で点を取ってきます。
宅建を受けるのであれば、絶対におろそかに出来ない試験科目が「宅建業法」なのです。だからある意味、怖いです。「1点」も落とせないからです。
宅建業法では、おおむね「8割以上」の16点以上を稼ぎたいところです。問題が易しいときは、9割の18点近く取らないといけなります。
そう、80%~90%近い正解をたたき出さないといけないのが、宅建業法なのです。
・「宅建業法」で満点を目指す
たまーに、ひねった問題が出されることがありますけど、それを差し引いたとしても18問~19問は確実に得点してください。
じゃないと、権利関係とか税法とか制限法令とか、すんごく点数取りにくい科目で高得点を取らなきゃならなくなりますので、合格が驚くほど遠のいてしまいます。
宅建業法の勉強の仕方
前提知識ゼロからでも、宅建業法は「わかる」という特色があります。
いきなり読み始めても、全然大丈夫です。
「不動産屋ってそうなっていたのねーなるほどねー」的な発見もあって、結構飽きずに勉強ができます。
分量も少なく、難易度も基本的で、興味をも持てるという塩梅で、宅建の試験勉強は、まず当該「宅建業法」から手を付けるのが賢明であり、受験生の「定説」です。
宅建業法の点数の取り方ですが、いたってシンプルです。
テキスト読む → 過去問解く → 間違った問題をピックアップ → テキスト読み直す → また問題解く → ・・・・
というのを繰り返していけば、“確実に”点数取れます。
ポイントは“すぐに解説読まない”ことです。
解説読む暇があったら、テキストで勉強し直しましょうね。
そのほうが圧倒的に実力付きます。
テキストをざっと読んだ後に、果敢に過去問や問題集に挑戦していけば、穏当に実力が付いていきます。
問題を何回も解きましょう。「あーこういう風に出題されるのねー」的な、問題のクセが見えてくるので、テキストを読み方も変わってきます。
ある程度問題が解けたら、間違った問題を繰り返し解いて、テキストで復習します。
こういう感じで、「問題演習(過去問演習))を中心に勉強していけば、合格点を確保できます。
個数問題が多い年度は要注意
本来なら得点源の宅建業法も、今年は個数問題が多くて時間が足りなかったり、細かな知識まで手が届かなかった人がいて、試験終了後ネット上で阿鼻叫喚となっていました。
一番簡単で誰でも得点できた宅建業法でしたが徐々に難化傾向にあるようです。
宅建業法は出題形式がいやらしい
宅建業法は、きっちりと遺漏なく、各条文を憶えなくてはいけません。
てきとーに憶えた、確実でない記憶では、もう、点が取れません。
というのも、宅建業法では、全選択肢がわからないと1点が取れない「正解はいくつか?」の個数問題や「正解はどれとどれ?」の組合せ問題といった、“いやらしい問題”が増加しているからです。
この種の問題は、正確・確実な知識がないと、1点が取れません。
つまり、中途半端な勉強だと、落ちるといった次第です。
たとえば、『35条』や『37条』の問題です。
昔は、35条と37条の個々の項目を知っていたら点が取れたのです。
私の自己採点
参考までですが、私の本試験の時の宅建業法の点数は「14点」です。
「満点じゃないじゃん!」
と言われても仕方ありませんね・・。
思ったよりも全然点数が取れませんでした。
個数問題が多く、緊張でテンパってポカミスしたという言い訳もありますが・・・。
このせいで合格ラインギリギリでした。
合格証書が届くまでは不安で仕方ありませんでした。
試験での手ごたえはあったのですが、宅建業法は簡単という考えのせいで詰めが甘かったです。
受験前にも権利関係での得点は期待してはならない中での不安が残るものです。
ですから、90%以上の得点率・18点を稼がなければなりません。
読み終えるまでの時間
私の場合、宅建業法の分野を読み終わるのには約10日程です。
一回だけでなく、分割して、1分割を何回か読んでから次に進みましたので、
10日で5回程度繰り返し読みました。1日2~3時間。
読み切った充実感がありますが、過去問を解くと、曖昧に記憶しているということが
わかりますので、修正します。
勉強の始めは不安でいっぱいかもしれませんが、
やってみてわかることは、(勉強だけでなく、何事にも共通する事ですが)
『やっていれば自動的に覚える』と言うことです。
何事もそうですね。仕事でも、新入社員の後輩の姿を見れば、自分も当時は
そうだった、しかし、今は無意識に仕事をこなす事ができるようになっている、
という経験は、私だけではないはずです。
覚えられないからと言って焦るのはナンセンスです。繰り返せば、自動的に
覚えてしまいますので、とにもかくにも復習しましょう。
勉強法・学習のポイントとコツ
結論としては、宅建業法はできるのが当然。
宅建業法だけ完璧に解けても、皆が得点できるので、差がつかない。
権利関係、法令上の制限、その他の分野でまで、いかに
まんべんなく学習できるかがポイントだということです。
- 業務の流れに沿って整理しながら理解していく。
- 権利関係と連動させて学習していく。
- 満点狙いで取り組む。細かい数字は確実に暗記する。
宅建業法は皆さんがネットでおっしゃっているように概ね簡単です。
テキストを読みこみ過去問を解けば、自分の知識がないところ、
間違って覚えているところ、曖昧に記憶しているところが簡単にわかります。
それを修正していけば、すぐに得点できるようになります。
但し、一部、覚えるのに時間がかかるところ(例えば報酬額の計算方法や、
重要事項説明書に記載の要否等)がありますので、そこは慎重に学習し、
何度も復習しましょう。
各規制は、語呂あわせでまとめて憶えて、細部をつめる。
宅建業法には数多くの規制があるので、最初は混乱してしまいます。
なので、語呂あわせを作って、まとめて憶えて全体をつかんで、ほいで、細部の規制内容をつめていけば、すっきり憶えられます。